DIYで下見板張り!小屋の外壁をおしゃれに凝る!

  • URLをコピーしました!

私の秘密基地である作業小屋の外壁。様々な仕上げ方で作り込んでいますが、そのうちのひとつの外壁仕上げがこれです。

一枚一枚がちょっとづつ重なって張られる「下見板張り」

誰でもなんとなく見たことある張り方だと思います。上の板と下の板がちょっとづつ重なり合って、ひとつひとつの板が微妙に斜めになって張られる手法です。

この張り方の名称は「下見板張り(したみいたばり)」

一般的には製品になっている板を打ち付けていきますが、今回は板自体も自分で加工するDIYにチャレンジ!。

まぁ、作業自体は工具さえあればそれほど難しくなく、ただ単に同じ作業を繰り返すだけですから、根気さえあれば誰でもできちゃいますね!

目次

使用する材料はコレ

まずは下見板の材料を作っていきましょう。

原材料は建築現場で使用される「貫(ぬき)」と呼ばれる部材。一枚が90mm✕15mmの薄い板です。

住宅なんかでは下地材料として使われ、比較的安い部材になりますね。木の樹種は杉です。

貫 長さは3600~4000mmが一般的

これはホームセンターでも手に入れられる材料で、幅が90mmのものを「大貫(おおぬき)」、幅が半分の45mmのものを「半貫(はんぬき)」として売られています。

お店によっては1800mm前後のものも売られていますが、一般的には3600mm~4000mmが多いですね。

さすがにこの長さになると乗用車では運搬てきませんから、ホームセンターでは1800mmで売られているのかもしれません。

短いものでもいいでしょうが、張りたい外壁にジョイント部があまりない方がかっこいいですから、張りたい場所の長さに合わせて選びたいですね。

私は車のキャリアに載せて運搬してきました。

ではこの材料を下見板として使うように加工していきます。

下見板の材料加工

まず、下見板の断面を見てみましょう。

張り付けた下見板の断面

こんな風に下の板に上の板がちょこっとのかって張っていくわけですが、当然ですが貫の素のままではこの形状ではありません。

っていうことで使用する道具は必殺の「トリマー」。

トリマーとは溝を掘る機械で、先端につけるビットによって様々な形状に加工できる優れもの。

今回はただ単に端っこに瑞を直角に彫りたいだけですからストレートビットをチョイス。この道具をこんな風にガーッと当てて削っていきます。

トリマーで削って溝をつくる

深さや幅は好みで作ればいいでしょうが、私は深さを7~8mm程度に設定し、幅を10mmに合わせて作業しました。

写真でもわかるでしょうが、ものすごい木くずがでます・・・。一般的な住宅の部屋の中でやったらひどい状態になるのは必至ですね。

作業部屋や外部で作業するのが鉄則です。また服にもものすごく木くずが・・・。汚れてもいい服装も必須です。

溝を掘って加工した材料

下見板を外壁に張り付ける

下見板はちょっとづつ斜めになっていくのがポイント。

一番下から板を張っていくのですが、まず、一番の材料の下にスターターとなる板を張り付けます。

スターターとなる材料を一番下に打ち付ける

これの上に次の材料を張っていくのですが、先程加工した瑞をポソっとはめるのが絶妙に快感です!

自分で加工した瑞がぴったりハマって行く過程が楽しいんですよ。

使用する釘は真鍮の釘が一番いいのでしょうが、予算のない私は「ステンレスのスクリュー釘」を使用しました。この釘は先端部がギザギザになっていて釘が浮き上がってくるのを防いでくれるものです。

あとは、コレを繰り返して上まで張っていくだけ。

トリマーで加工するのに多少時間がかかりますが、材料さえ準備してしまえば釘でトントン打っていくだけですから簡単ですね。

で、張り上がるとこんな感じになります。

かかった費用はこんな感じでした

今回施工した壁の大きさは約4㎡程度です。畳3枚分くらいの広さですね。

この壁でかかった費用はこんな感じ。

  1. 貫(大貫) 40枚✕550円=22,000
  2. スクリュー釘 1パック 400円

一枚自体は安いと言っても合計すると結構な金額でした・・・。まぁそれでも一般的な外壁材を購入するよりかは安いですが。

また作業に要した時間は約一日でした。

加工したり張ったりしてると疲れてきますから、はじめに必要な枚数を一気に加工してしまったほうが作業に集中できますね。

トリマーが必須ですが、道具さえあれば楽しみながら作業でき、愛着のわく外壁が出来上がり大変満足しています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次